【事業紹介】セサミストリートクリニックメンバープログラム(後編)

 前回のブログでは、代表の白岡のインタビューを元に事業のご紹介をしましたが
今回は、セサミストリートクリニックメンバープログラムのメンバーである

mfl.hatenablog.com

 【キャップスクリニック代官山T-SITE】様を訪問してみました!

 

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クリニックに一歩足を踏み入れると、セサミ一色!
病院という感じがほとんどなく、遊び場のような雰囲気さえあります。

取材と合わせて、スタッフの5歳のお子さんの予防接種を実施しました。
注射が好きなお子さんはほとんどいないと思いますが、予防接種は、病気にかからないための重要な予防医療です。また、本人だけでなく、地域への感染の拡大を防ぐという意味で社会的な意義も甚大です。
「苦手だから受けない」というわけにはいかず、いかにネガティブな気持ちを減らして実施できるかがポイントとなります。

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健診・予防接種専用の待合室の様子


受付を済ませると健診や予防接種の患者さん専用の待合室で順番待ち。
ここにもセサミのぬいぐるみがたくさんあります。

今日は注射を受ける僕は、セサミのキャラクターがついたTシャツを着てきてくれました!
注射を受けにいくことをママから伝えられた時は、「注射嫌だ…」とネガティブな反応だったそうですが、キャラクターがたくさんいる楽しい場所に行こう!と言われ、同じキャラクターの服を着て、テンションを上げて当日を迎えたようです。
実際にぬいぐるみや絵本が多く、大喜びしていました。

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クッキーモンスターがいっぱい!

その合間にママは壁に貼ってあるポスターや冊子を読みながらしばしお勉強です。
子育てや家事、育児など日々忙しく過ごしていると、健康教育について考える時間を取りづらく、こういう待ち時間を有効に活用できるのはありがたいですね。

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クリニックメンバーに配布しているポスター


そして診察室へ。さすがに不安なのか、待合室にあったぬいぐるみを持参。
問診が終わり、いよいよ予防接種をします……
今までは必ず泣いていたようですが、今日はギリギリ泣く2秒前くらいで終了。
初めて泣かずに終了できたことは、僕にとっても自信になったようです。

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クッキーモンスターを握りしめて頑張りました!


 キャップスクリニック代官山T-SITEの医療スタッフにも話を聞いてみました!

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【スタッフの声】 

  • 健康教育コンテンツをどのように患者さんに渡していますか

かかりつけ医登録がある患者さんへ、来院時に来院された月毎に最新号を手渡しています。余ったコンテンツはバックナンバーとして保管して、必要に応じて患者さんにお渡ししています。

※かかりつけ医登録
2016年4月に制定された制度で、一定の基準を満たした3才未満の乳幼児を対象とし、保護者の同意を得て、「かかりつけ医」としての登録を行います。

  • プログラムに参画してよかったことは?

院内がセサミストリートに彩られているという職場環境が私達スタッフにとっても「子どもたちの笑顔を増やそう」という気持ちを強くさせてくれるように感じますね。今後は、プログラムのコンテンツを通して学んだ知識を、日頃の患者さんとのコミュニケーションの中にちりばめていきたいと考えています。
患者さんがセサミの服を着てきてくれると、こちらとしても嬉しいなと思いますね。

参考)セサミストリートクリニックプログラムに参画し改装する前のCAPS CLINICの院内。こちらも病院感は少なく、落ち着いた印象ですが、今の院内の雰囲気の方がお子さんの反応は良いそうです。

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  • 健康教育の中でも「プレパレーション」が注目を浴びるようになっていますが、セサミストリートのキャラクターをどのように活用していますか?

※プレパレーション:「病気,入院,検査,処置などによる子どもの不安や恐怖を最小限にし,子どもの対処能力を引き出すために,その子どもに適した方法で心の準備やケアを行い,環境を整えること」

 最近は、当クリニックを「エルモのクリニック」や「セサミのクリニック」という風に子どもたちに覚えてもらうことも増えてきました。子どもたちにはそれぞれお気に入りのキャラクターがいるようで、そのキャラクターと一緒に診療の流れを説明してあげると喜んでくれますね。また、注射の時は、お気に入りのぬいぐるみを持たせてあげると頑張れるお子さんもいるので、今後も試行錯誤をしながら進めていきたいと考えています。子どもにとっては、病院で行う処置は、どうしても痛かったり怖かったりするケースもあると思いますが、プレパレーションをしっかりと行うことで、そのイメージを緩和し、楽しく学べる場所であるという印象を持ってもらうことにつなげていきたいと考えています。

【院長の声】

  • プログラムに加盟してみて、実際にどのような感想をお持ちでしょうか?

カラフルでこどもたちに不安を感じさせない内装が良いですね。キャラクターそれぞれのチョイスされた独特の色味が好きです。実は、各キャラクターにも性格や特徴がしっかりと設定されているので、その背景にある物語をもっとアピールするのも面白いと考えています。

  • 患者さんの反応はいかがでしょうか?

やはり反響はありますね。あとは、子どもたちの関心を引く動画コンテンツ等があると嬉しいです。院内のディスプレイで流してキャラクターをより身近に感じてもらうことができれば、学ぶことの楽しさに繋がるのではないかと考えています。


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Sesame Street Clinic