ウェアラブルデバイスを活用したセルフケア術②「睡眠編」「歩数編」

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とりあえずオフィスにいたメンバーで活動量計をつけていた人を集めてみました。
ぱっと見、時計にしか見えないものもありますが、実は活動量計なのです。

↓ ↓  前編はこちらからご確認ください ↓ ↓

 <座談会参加者>
白岡(最高医療責任者)…医師。社内で最もFitbitを使いこなしている。
金谷(COO)…数学科卒の無類のデータ好き。
太田(新卒2年目)…体育会系若者の代表。
吉田(中途新人)…好奇心と直感派。ブログ執筆担当。

 【睡眠】

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吉田の1週間の睡眠。ばらつき大きすぎですね。

(白岡) 1週間に1回位自分の睡眠を振り返ってみて、自分の疲れ具合と照らし合わせながら、睡眠時間が足りないかを見ている。ずっとデータを取っていると、だんだん自分の睡眠パターンや適正値が見えてきて僕の場合は平均で7時間位睡眠を取れると調子が良い。1日単位ではちろんばらつきはあるけど、トータルで7時間位になるように調整しているね。
(吉田) 忙しいのに、結構睡眠時間長いんですねー。
(白岡) 睡眠時間はコンディションに直結するから、忙しくても削りすぎないように意識しているよ。

(金谷) 僕は寝つきが悪かったかなーと思う時にデータで見るくらいで、どう活用していくかは考え中かな。正直、そんなに眠りには悩みはないんだよね。寝落ちするように寝始めて、気絶するように深く眠り、朝、目覚ましが鳴る少し前に勝手に目が覚める。データ上も短時間で深く眠っているのは出ていた。
(吉田) 羨ましい…なんか「充電する」みたいなイメージの睡眠ですね。
(白岡) 睡眠は、個人差がとても大きいから、まずは自分なりの睡眠パターンを見つけるのがスタートラインだね。

 

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トータルの睡眠時間はほぼ同じでも、日によってだいぶ質が異なっているのが一目瞭然。
水色部分は寝返り、ピンク部分は目が覚めている部分

 (吉田) 私も寝覚めの良し悪し(感覚)と睡眠の長さ・質のデータを比較して見ているのですが、なんとなくパターンがあるようなないような… まだ利用して1ヶ月なので、使いこなすには全然至っていないのですが、睡眠の質に意識を向けるようになったのは大きな変化かもしれません。睡眠の質に影響するであろう気温や湿度などの他の追加情報もとれると傾向を分析するにはありがたいですね。 

日中眠くなった時は、前日の眠りの質を考えて、明らかに睡眠足りてないな、という時は昼食後に20分位寝るようにしています。自分の中では、「昼寝」ではなく「パワーナップ」と勝手に位置づけて積極的に取るようにしてますね。午後のパフォーマンスは明らかに上がるので、眠った20分位の元は余裕で取れているはず(笑)。すぐ眠れる音楽をイヤホンで聞きながらタオルをかけて何も考えないようにすると意外とすっと眠れますよ。

(太田) 自分は、プッシュ通知をうまく活用しています。就寝時間7時間を目安として置いていて、そろそろ寝る時間と通知が来るように設定しています。実際にそこで寝るかどうかは別だけど、通知が来ると意識して改善しようと思うようになりますね。早く寝るためには、帰宅が遅いと厳しいので、日中は仕事に集中して早く帰れるように意識したり、趣味の筋トレをやる時間も朝に変えたりしています。朝、好きな筋トレに行けるよう、寝る時間を気をつけたり、夕食の時間も意識して調整したり、睡眠含め生活全体のマネジメントに使っています。

 

睡眠については、個人差が大きいので、使いかたも人それぞれですね。
各自活用しようと思ってトライしていますが、まだまだいろんな使い方が出来そうな気がします。

【歩数】

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とりあえず目標は10,000歩!


(白岡) 僕は1日1万歩を目安にしている。歩いている時のほうが体調も良い感じがするし。

(金谷) 僕も目標は1日1万歩だけど、超えちゃうことが多いかなー。数字で見ると、自分の限界を超えていきたくなるので、いっぱい歩きたくなる(笑)。

(吉田) 私も目標を1万歩にして1日の途中で何回か見るようにしています。もう少しで目標達成!という時には少し遠くのコンビニまで足を延ばしてみたり。以前は、体力にも限度があるし、たくさん歩く→疲れてしまうので、なるべく体力温存しようと、歩くことをネガティブにとらえることもあったんです。でも、最近は、たくさん歩く=歩数が増える!とポジティブに捉えるようになったのは大きな変化です。たくさん歩くと体力も付いてそもそものキャパが増えるので、結果疲れにくくなった気もします。

(金谷) それは分かる。以前は結構タクシーを使っていたのですが、最近は歩くようになりましたね。歩けばその分歩数増えるので楽しい。オフィスに行くにも階段使ってますよ。

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(画像はFitbit公式HPからお借りしています)

(白岡) Fitbitの歩数は、他の人のデータも見えるのが面白いと思う。この機能は普通の万歩計にはない機能だね。友達の歩数を見てまだまだだなと思って歩くようになるし、自分のデータも見られているわけだから、負けてられないと気が引き締まる

医療法人社団ナイズのCAPS CLINIC生活習慣病専門外来をやっていて、そこの患者さんとID交換してて、その人の運動状況を見て、診察の時にも会話するようにしている。
(吉田) おー、仕事でも活用してるんですね!さすが。
(白岡) 当然!でも暇な時とか、アプリを見て、友達が動いているかどうかも見てて、いつも多い人が動きが少ないとどうしてるかなーと思ってメッセージ送ったりしてる。
(吉田) それは単なる変態ですね(笑)

(白岡) 笑。以前、産業医としてい従事していたクライント企業様で、従業員の健康増進のために全社員にFtibitを配布して、歩数競争したり、インセンティブをつけるような施策をやったことがありますよ。自分で目標を決めて、それに向かって頑張るのももちろんだけど、みんなでゲームみたいに楽しみながら競争したり、声掛けあったりするのも、長続きする秘訣だと思う。
(太田) 確かにそれはありますねー。オフィスでも「Aさんに歩数負けた!」とか「自分週末にフットサルやったから歩数超多いはず」とかそういう会話はよくしていますよね。一人で取り組んでいると孤独になりがちなので、みんなで一緒にやれると楽しくできますね。

<弊社運営するフィットネスジムの支配人からからも一言コメント>
10000歩、歩くと大体350kcal消費できます。土日を抜くと1か月で勤務日が大体20〜22日で10000歩くことを20〜22日行うと7200kcal消費できます。7200kcalは脂肪1kcalと同じなのでダイエット目的でも1日10000歩くこと推奨しますよ!

歩くことは健康の基本ですよし、日常生活の中で取り入れやすいのが良いですね。

まとめ

弊社はセルフメディケーションプロバイダーを目指しているので、そこで働く社員もツールをかなり使いこなしているのが今回のヒアリングで改めて良く分かりました。

(白岡) 朝、家にFitbitを置いてきてしまうと、1日ブルー。自分のデータが取れるに勿体ない!と思って、家に取りに戻ろうかと真剣に悩む(笑)。外出中に充電切れないように、充電器を常に持ち歩いているし。
(金谷) 僕もです。もはやスマホと同じように、生活に欠かせないですよね。
(吉田) わー、マニアー。と思ったけど、私もつけずに寝てしまうと、朝起きて超ショックです。それどころか、付けなきゃ…でも眠い…と夜中に何度か目覚めて眠りの質が落ちるという本末転倒なことになったりしているので、安眠のためにもちゃんと寝る前に充電して、つけて寝るようにしてます。
(白岡) 新しい機種が出ないかをウォッチしているのも楽しいし、別メーカーのを二個付けしたいなーと思ったりする。
(金谷) 僕は体温とか、もっといろんなデータを取りたいですね。。体調には体温も大事でしょ?自動で取れるようになって欲しいですね。 
<マニアトークは続きますが、一旦座談会は終わり>

前編で『活動量計の活用方法で4ステップがある』とお伝えしましたが、

Step1:目に見えないものをデータで可視化する(→それ自体が楽しい)
Step2:自分の特徴・傾向が分かる(→新しい発見がある)
Step3その数値の良し悪し、意味が分かる。
Step:4データを見て、アクションに繋げる

 やはり3・4のレベルまで使いこなせるようになると、セルフケアにも活用でき、価値を実感しやすいようです。

今回、話を聞いてみて、データ活用や新しいツールへの興味関心や探究心もさることながら、そのベースには自分のコンディションを良い状態に保ちたいという強い欲求があることを実感しました。それは、仕事上でのパフォーマンスUPという目的だけでなく、自分自身が日々気分よく過ごせること、周囲への良い影響力の発揮、仕事も含めた生活・人生をより良いものにするために、自分のコンディションに自分で責任を持っていくという強い意思があるのだと思っています。
今後も、その実現を支援出来るツール類に積極的にトライしていきたいと思っています!