ウェアラブルデバイスを活用したセルフケア術①「体重編」「心拍数編」

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とりあえずオフィスにいたメンバーで活動量計をつけていた人を集めてみました。
ぱっと見、時計にしか見えないものもありますが、実は活動量計なのです。

 

みなさん、ウェアラブルバイスを使ったことはありますか?

ウェアラブルバイスとは、「腕や頭部など、身体に装着して利用することが想定された端末(デバイス)の総称」のことです。リスト型の活動量計であるFitbitやスマートウォッチのApple Watchが有名です。

メディカルフィットネスラボラトリーでは、付けている社員が多く、中途入社しブログ担当の吉田も早速使い始めてみて早1か月余り。面白さもわかると同時に、いまいち使いこなせていない気がする…という気持ちも沸々と湧いてきました。


活動量計の活用方法としては、

Step1:目に見えないものをデータで可視化する(→それ自体が楽しい)
Step2:自分の特徴・傾向が分かる(→新しい発見がある)
Step3その数値の良し悪し、意味が分かる。
Step:4データを見て、アクションに繋げる

上記のようなステップがあると感じています。
一ヵ月利用して、Step1・2までは到達し、それなりに楽しんでいるのですが、
Step3・4までは実感できず…
今回は、実際に活用しまくっている社内の先輩方に座談会形式で聞いてみました! 

 もはやそれはマニアか変態の域なんじゃないかと思うコメントも飛び出し、会話が白熱し、長くなってしまいましたので分割してお送りします。

「これから使ってみたい」「使っているけど、活用しきれていない方」にはお役に立てる情報満載ですので、ぜひご覧ください。

【座談会参加者】

白岡(最高医療責任者)…医師。社内で最もFitbitを使いこなしている。
金谷(COO)…数学科卒の無類のデータ好き。
太田(新卒2年目)…体育会系若者の代表。
吉田(中途新人)…好奇心と直感派。ブログ執筆担当。

 
(吉田) 使い始めたきっかけと愛用歴を教えてください。

(白岡) もう3~4年かな。最初はApple Watchを使っていて今はFitbitを愛用中。
健康管理をしようと思ったのがきっかけ。

(金谷) 僕は1年位。トレーニングをするようになり、トレーニング最中のパフォーマンスをデータでみたいと思ったのがきっかけ。周囲にこういうツールやサービスに興味関心が強い人が多いので、元々馴染みがあったというのもありますねー。

(太田) 僕も1年位です。最初Fitbit、今はApple Watchです。きっかけは、ヘルスケアIT会社に入社したので、やっぱり自分たちがトライしてみないと!と思い、つけ始めました。単純に新しいものが好きなのと形から入るタイプなので(笑) 
うーん、もっとマニアックな理由が出てくるかと思ったのですが、
きっかけは意外と普通なんですね。

【体重・体脂肪率

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Fitbitアプリ上の白岡の体重推移: 1年のトレーニングで20キロ増量!
太った?と最近指摘されるようですが、単にバルクアップ中、とのこと。

(白岡) 今はトレーニングをしながらで「筋肉で」増量中なので、体重の推移は日々見ています。実は増やすのも大変なんです。食事や栄養も気をつけないといけないし、トレーニングもちゃんとやらないと増えない。Wi-Fi連動の体重計を使用しているので、測定するだけでデータがアプリに連携されるのが楽。毎晩測っているけど1日単位ではもちろん変動するので(薄色線)トレンドを見るようにしている。(青線)。増量中も減量中もデータで変化を見るのはモチベーション維持には有効だと思うけど、日々一喜一憂しないのも大事
と言いつつ、暇な時に、ついついグラフを見ちゃうんだよねー。データ連携に少しだけ時間がかかるので、更新ボタン何回も押して反映されるのを待ってる(笑)

(金谷) 僕も、体重の変化や体脂肪率を見てニヤニヤしている。体脂肪率をキープしながら、筋肉を増やして増量しようとしているので、日々変化を見ながらトレーニングしている。年末年始とか最近さぼっているなーと感じた時には、データ上も体脂肪率が増えていた。データではっきり現れると、トレーニングしなきゃ、と思うし。それに、僕の場合は、仕事に熱中しすぎると食べるのをさぼってしまうのですぐに体重が減っちゃう。数値を見ながらコントロールするようにしています。
自動でデータ連携できれば楽だと思うけど、Excel厨なので、自分で数字入れるのも楽しい(笑)元々そういうのが好きな人には苦にならないんじゃないかな。

(吉田) 私は減量したいですが、つい日々の数字に一喜一憂してしまい、それが嫌で日々測定すら放棄してしまうので、耳が痛いですね… 現実を直視し、トレンドで捉えるというのは見習いたいです。

(白岡) アスリート達もコンディション管理に体重を使っているしね。運動で脱水傾向になっていないかどうかをチェックするには、運動の直前・直後に体重を測定して、減りすぎていないかを確認したり。体重測定は一番身近なものだけど、コンディションを測る上ではとても重要なので、しっかり見ていくのが良いと思う。

コンディション管理には確かに使えそうですね!減量目的ではなく、増量目的で使っている人が多いのは弊社の特徴でしょうか…

【心拍数】

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Fitbitアプリ上の吉田の心拍数の推移: 黄色部分は脂肪燃焼モードで赤部分は有酸素運動モード。通勤時間は高くなっているのが分かります。

「心拍数」とは、1分間の心臓の拍動数。
ドキドキしている時には、体感でも心臓もバクバクすると思いますが、そういう時には心拍数が上がっています。活動量計で測定しているのは、『安静時心拍数』『心拍数』の2種類で、安静時心拍数は、寝起きもしくは横になるか座るかで5分以上安静にした状態で測った安静時の心拍数が基本の数値となります。運動をすればもちろん心拍数は上がるので、その上がり具合と安静時の数値を見るのが重要になります。

 

(吉田) これ一番、謎なんですよね。自分の心拍数ってこれまで注目したことがなくて、一ヵ月測って、自分の安静時心拍数や日々の心拍数の変動の特徴はなんとなく分かってきたんですが、これをどう判断して良いかが分からない。ネットで調べた女性の平均値よりは低いのは分かったのですが、良いのか悪いのか…

(白岡) 僕は、安静時心拍数をストレス度合いのチェック」のために活用している。安静時心拍数が高い時には「自分のストレス度合いが高い」と判断できる。もちろん大体は自覚出来ていても、数字で出ると裏付けになって行動を変えやすい高い時には、意識的にリフレッシュするようにしたり、睡眠をしっかり取るようにしている。自分のコンディションの確認のための重要な指標だね。

(吉田) そういう見方をするんですね!実は生理期間中はなんとなく安静時心拍が高い気がしていたのですが、ストレス度合いを表すと聞いて、すごく納得しました。
(白岡)うん。関係あると思う。


(金谷) 僕は、トレーニング中の心拍数の上がり具合を見てるキツイと感じていても、意外と心拍数が上がり切っていないときもあるので、もう少し追い込んでもいいかな、と判断したり。

(白岡) 一般的に220から自分の年齢を引いた値を理論上の最大心拍数とみなすので、例えば、30歳の場合は220-30=190 190/分が最大心拍数になる。

脳の機能を上げるためには、有酸素運動が効果的と言われているよ

・週に2日は最大心拍数の75.90%まで上がる運動を短めに行う
 (≒30歳の場合、心拍数144/分)
・残り4日は65.75%までの運動をやや長めに行う
 (≒30歳の場合、心拍数125/分) 

イメージで言うと、最大心拍数に対して80%以上というのはかなりきつい全力疾走、70%はやや息が上がる走り込みのイメージだね。

他にも、死亡率を下げるためには、

・ウォーキングなどの軽い運動では週に150分程度
・ランニングなどでは週に60分程度

の運動量が効果的と言われているので、自分が何の目的で運動するかによっても目指すべき心拍数値は変わってくる

(吉田) 私は有酸素運動と筋トレ両方するのですが、心拍数の上昇パターンと全然違うのは面白いですね。どれくらいの強度にすると、どれくらいの心拍数になるのか自分の体を通して実験してみるのが最近楽しくて、しょっちゅう心拍数を見ています。
トレーニングだけじゃなくて、仕事上のプレゼンなど緊張する場面でも後で数値の推移見てます。意外と上がってなかったりすると、ちょっとがっかり(笑)

少し変態じみてますが、時々、アプリのハートマークの動きを見て、「自分、今生きてる!」って生の実感をしみじみしたりするんですけど、この感覚分かりますかね?

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Fitbitアプリ上の心拍数の表示。ピコピコ動いています。

(金谷)あー、このUI可愛いですよね~。

情緒的な感覚はデータ派に、華麗にスルーされちゃいましたが、自分ならではのマニアックな楽しみ方を見つけるのも楽しみ方の一つな気がします。

 

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