【MFL健康道場】自宅で簡単!タオルストレッチで柔軟性アップ

MFL健康道場 
ー今日もMFL健康道場には健康に関して悩める門下生が集うー

今回のテーマ:自宅で簡単!タオルストレッチで柔軟性アップ
 
朝すっきり起きられると、1日の仕事がはかどりますよね。
就寝前5分のちょっとした心がけで叶うかもしれません!
今回ご紹介するのは、タオルを使った簡単トレーニング。
はじめての方は、無理をせずご自身にあった負荷でチャレンジしてみてください。
 

 

登場人物紹介
 ●加藤トレーナー:六本木のジム「Data Fitness」のトレーナー。
身体を鍛えることでパフォーマンスが向上することを、より多くの人に感じてもらいたいと、日々指導する。

 ●ストレスたまりさん(通称スーさん)
日々の現代社会の荒波に揉まれ、ストレスを溜め込んだ悩める生徒さん。

 肩に手をかけ、首をぐるぐると回す、スーさん

加藤:おや、今日は1日中パソコン作業ですか?
スーさん:ええ、そうなんです。長時間同じ姿勢でいるものですから、この通り。
肩は凝るし、腰も痛むし本当につらいです。

加藤:凝り固まった筋肉をほぐしてあげないといけないですね。ストレッチは行っていますか?
スーさん:いえ、全く。帰宅したら食事をしてお風呂に入って寝るだけです。
加藤:それでは、まず5分からでいいので、日常生活にストレッチを取り入れてみてください。
寝る前に行うと睡眠の質も高まり効果的ですよ。

スーさん:5分なら私にもできそう!さっそく今日からやってみます!

 


ストレッチの効果

肩こりや腰痛などの予防・改善
肩こりや腰痛は、特定の筋肉が固くなってしまったり、筋肉の固さのバランスが悪くなることで起きる「姿勢不良」が原因になることが多いです。ですから、ストレッチをして筋肉を動かし、体を柔軟に保つことが大切です。血行不良や体温低下も肩こり・腰痛に結びつきやすいので、ストレッチをして血管の収縮を促し、血液の流れを良くしておきましょう。

疲労回復効果と睡眠の質の向上
ストレッチをして血流が良くなると、疲労した筋肉が回復する効果があるといわれています。また、ぐっすりと眠りたい方は、副交感神経の働きを活用しましょう。寝る1時間前にストレッチを行うと、より質の高い睡眠を取ることができます。

なぜタオルを使うといいの?

タオルを使ってストレッチを行うことで、てこの原理が働き、少ない力で効率的に体を伸ばすことができます。また、タオルの長さを変えることで、簡単に負荷を調節できるので、体の固い方でも安全にストレッチを行うことができます。


さっそく実践してみましょう

【肩甲骨まわり】

   
 

①胡坐の姿勢をとります。タオルの両端を持って、ゆっくりと頭上に移動させます。
  この時、肩幅より少し広めに開いてください。
②タオルが頭の後ろを通るように、ゆっくりと下ろしていきます。
③肩甲骨まわりに伸びを感じられるまで、さらに深く下ろします。

【広背筋】

   

①肩甲骨まわりの①と同じ姿勢をとります。
②身体をひねらないように気を付けながら、ゆっくりと真横に倒していきます。
③広背筋と脇腹に伸びを感じるところまで、さらに負荷をかけてみましょう。

ハムストリングス

 

①仰向けになります。
 タオルの両端を持ち、たわんだところに片足のつま先を引っ掛けます。
②膝が曲がらないよう注意しながらゆっくりと上げてください。
③太ももの裏側に伸びを感じるところで静止します。
 初めての方は、バスタオルなど長めのタオルからはじめてみましょう。

 まずは5分からやってみよう!

このストレッチ方法であれば、オフィスでもチャレンジできますね。
1日5分で良いので、ぜひ生活に取り入れてみてください!

<本記事の医学監修>
白岡 亮平(医師、産業医日本医師会認定スポーツ医)